トンボのめがねの独り言

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恩を仇で返す
経営者とはつらいものだなあと最近つくづく感じる。従業員さんが遠くから通勤していて大変だろうからとマイカー通勤を認めてあげて、駐車場を借りる費用を給料に加算してあげた。
しばらくすると、従業員さんが残業代を支払って下さいと言ってきた。残業代をまったく払わないのもいけないが、こんな時従業員に良かれと思って上乗せしてあげた駐車場代分の給料が仇になる。
1時間当たりの残業代には、上乗せした駐車場代分の給料も反映してしまうからだ。仮に、駐車場代で2万円加算していたとすると、駐車場代を上乗せしていなかった時に比べると、残業1時間当たり147円多く支払うことになってしまう。(1ヶ月170時間労働として)たった147円だが、これが残業時間数に比例して大きな金額となる。まとめて請求されたらたまったものではない。
社長さんへ「従業員さんのためにと安易な決断は禁物です」

職業意識
冬の札幌は積雪が多く、道路も歩道も雪で厚く覆われます。ところで商店街を歩いてみて気がついたことなのですが、歩道の雪がきれいに除雪されているところとまったくされていないところがあります。きれいに除雪されているところは、商店街の中でも恐らく経営者が自ら経営されている店舗の前(飲食店とか惣菜屋とか)。一方除雪されていないところは携帯電話屋とか不動産屋とか、どちらかといえば若者相手の商売をしているところです。店の中をのぞいても前者は比較的年齢の高い方が働いており、後者は若年者が働いています。自ら経営に携わっている人は、お客さんを大事にしようと歩道の雪にも気を使ってきれいに除雪をし、給料をもらって働いている人はお客さんのことや歩道の雪にまでは気が回らないということでしょうか。きっと経営者の経営に対する姿勢・顧客に対する姿勢が従業員にも移るのでしょう。いずれにしても店を選ぶ基準にはなります。
教育訓練
外食をしたときのことです。カウンターの上には料理を盛りつけるきれいな器と箸置が置かれていました。料理はできたてのものを運んできてその器に盛ってくれるというシステムのようです。注文をするとしばらくしてまずご飯と味噌汁が運ばれてきました。問題はここからです。ご飯と味噌汁を運んできてくれた若いお嬢さんは、最初に「味噌汁です」と言いながら味噌汁を箸置と料理を盛る器の間に置きましたました。次に「ご飯です」と言いながらご飯をカウンターの端っこに置きました。端っこ・・・そうです、絵が書けないので文章で説明すると、カウンターの私の方から順番に、箸置き・味噌汁・料理を盛る器、そして醤油とかソースとか爪楊枝とかと一緒のあたりに「ご飯です」。何と味噌汁とご飯が50センチ位離れてしまいました。かわいそうに・・・。おそらく創業者は、料理をおいたら映える器はどれかとか、おわんはどれがいいかとか、箸置と器のバランスはどうかとか、料理の置き方はどうしようかとか考えて準備をしてきたんだろうと思います。たぶんお嬢さんにも置き方はこうしてとか「教育」はしたんだろうと思います。が、なんだコリャの世界になって台無しです。それくらい創業者と従業員の意識は違っているのだということを実感しました。権利だけを主張する若者も増えてきていますが、まずは一人前になることを目指して欲しいです。それと北海道のサービス業がレベルアップするように頑張って欲しい感じました。
健康増進法と労働安全衛生法
 先日の新聞に、受動喫煙を強いられ被害を受けた元会社員に対し会社側が示談金80万円を支払ったと言う記事が載っていました。健康増進法には、「学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。」と定められており、そのような措置を講じなかったため被害者が出てしまったようです。さて健康増進法とは別に労働安全衛生法と言う法律がありこちらには「・・職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進することを目的とする。」と定められています。健康増進法のように受動喫煙に関する直接の明文は無いようですが、私見では労働安全衛生法にこそ受動喫煙とか煙草に対する対策を盛り込むべきではないかと思いました。
 ところで煙草の煙がモクモクとしている遊戯店で働く従業員さんは煙草の害は受けないのでしょうか?遊戯店とは言えそこで働いている従業員から見れば職場そのものだし、標準的な労働時間の1日8時間、1週間で40時間をそのような環境で働くのは結構大変だろうなと思います。これこそ健康増進法というより労働安全衛生法で対策を、と思います。アスベスト対策が後手に回った教訓を活かして、害のあることが公に知れている煙草対策を進めないと、そのうち職場の煙草で体調を崩したとか呼吸器系の疾患を患ったとか、それこそ労災の申請を行う人も出てくるのではないでしょうか。
経営者の悩み
先日、ある会合で何人かの経営者の方と話をしていましたところ、皆さん一様に「残業代」の事に関心をもたれていました。関心を持つと言うのは具体的には、「うちの会社大丈夫なのだろうか」と言う事です。昨今新聞紙上をにぎわせているサービス残業問題、自社に降りかかってきたらどうしようと言う事のようです。このような気持ちになるのはなぜでしょうか?そうです、自社の状況を良く分析していないので、今のままでいいのか悪いのかが判らないのです。残業代は働く人の能力や実績によって決まるのではなく、労働時間(残業時間)によって決まる事を考えるれば、まず会社の労働時間が実態に合っているかと言う事から分析してみるといいと思います。しかし、この辺が曖昧になっていることが多いのが実情のようですので多少時間はかかるかも知れませんが。また、給与計算ソフトに残業時間を入力して残業代を支払っているから大丈夫だと思われている方も一度検証してみた方がいいと思います。設定があやふやで実態とかけ離れたことになっていることもありますので注意が必要です。